ゴルフ上達 90を切る非常識な練習法

90を切る非常識な練習法が2つ

ゴルフ上達法 A
韓国女子プロ「ソヘリ」の非常識

ゴルフ最強プロを毎年送り出し続けるあの韓国という隣国。その韓国で2000名以上のプロの卵を抱え、日韓のゴルフ事情に精通する福岡在住の韓国女子プロゴルファー「ソヘリ女史」が 教える韓国式・最新ゴルフ上達論です。

最近の韓国女子プロの上位入賞の威力は、皆さん当然、目にされていると思います。同じアジア人として体格も違わないし、どうしてこんなにも彼女達が強いのか? その圧倒的な差は、日本人も含む欧米のゴルフ界では考えられないような、韓国式の非常識な練習法にあったのでした。

韓国ソヘリ式の90を切る、斬新なゴルフ上達論です。
韓国ソヘリ式の90を切る、斬新なゴルフ上達論です。

 

ゴルフ上達法 B
トップアマチュア池田貴久の非常識

プロや、暇な経営者のおじさん連中がゴルフが上手いのは当たり前の話しなんですね。だって、毎日毎日ゴルフが出来るんだもの。でもこちとらしがない普通のサラリーマン。26歳でゴルフを始めた彼が、もちろん仕事を続けながら、なんと6年でバンティキャップ1になったのだ。

現役サラリーマンの強い味方。トップアマチュアの池田貴久氏が教える簡単で効果抜群のゴルフ上達法です。サンデーゴルファーが、とりあえず90を切れるようになれます。かくゆう私もその一人です。私のゴルフがある日を境に激変した体験を、あなたも味わえると思っています。嬉しいですよ。

サンデーゴルファーが90を切る最短の方法です。
サンデーゴルファーが90を切る最短の方法です。

 

とにかくゴルフが上手くなりたかった私

私の場合、ゴルフを始めたのは社会人になってからです。最初の2年は特にハマるでもなく、付き合い程度にできれば良いという思いでした。仕事上の関係で行く程度で、練習もラウンドの前だけでした。

変化のきっかけは、会社の先輩との出会いでした。うまい人だとは聞いていたのですが、初めて一緒にラウンドして、衝撃を受けたのです。体は小柄で華奢なのに、10センチ程身長が高い自分が軽くオーバードライブされました。しかも、そんなに思い切り振っているようには見えないのに、です。最初はとにかく不思議で、質問攻めです。

それからはその先輩と一緒に練習に行くようになり、ゴルフの楽しさ、奥深さを知ることになったのです。教えてもらって2ヶ月半で100を切り、その10ヶ月後に90を切ることに成功しました。出会う前のベストスコアが109だったことを思えば、我ながらハイペースでスコアを伸ばせたと思っています。

一球打つごとの反省が大事だと思った

ゴルフの上達には、豊富な練習量が不可欠と思っていましたが、そうでは無いとまず知りました。打ち放題の練習場で、漫然と数を打つことに意味は無く、1球ずつテーマを持って打つことが大事です。

私の場合は、一球打つごとに反省し、素振りを3回から5回してから次の球を打ちます。そして、練習の時からラウンドしているイメージを持って打ちます。右に池があるとか、OB後の打ち直しといったシチュエーションを想定して打つことで集中力が増します。

そうした意識をするとしないとで練習の質がまるで違うと学びました。後は、ショットに関しては、100パーセントの力では無く、9割程度でスイングすることを常に心がけました。1割の手を抜くということではなく、難しい表現かもしれませんが9割のスイングを全力でするイメージです。きちんとフィニッシュまで振り切ることがコツです。

この練習を繰り返していると、100の壁は二度目の挑戦で越えることができました。しかし、100の壁と90の壁はまるで違いました。90台は出ても、80台は別世界です。90を切る練習法として併せて自分が取り組んだことを挙げてみます。

寄せワンのパー

ゴルフにはドライバーイズショー、パットイズマネーという格言がありますが、良いスコアでまわるためにはパットとアプローチの上達が欠かせません。どんな偉大なショットメーカーでも、常にグリーンを捉えることは不可能です。

寄せワンのパーをいくつ拾うかが大事です。計算上は、たった一つパーを取り、残りは全部ボギーで90を切れます。しかし、ダブルボギー以上を打たないのはアマチュアゴルファーには至難の業です。叩くホールがある以上、パーをどの程度取れるかが鍵になります。そのためにはやはり、グリーン周りでいかにしのぐかです。

パターの練習は家でできます。パターマットがあればとにかく真っ直ぐのラインを繰り返し練習します。連続で何回入るか記録を取るのもいいです。安定した軌道でヘッドが動き、思い通りに短いパットが決まるように練習してください。

時間をひたすらアプローチに充てる

ハッキリ言ってこの練習は退屈です。目指すべき目標が無いとモチベーションが続かないので、80台という目標とは別に、パット数の目標を細かく設定し、達成するためと自らに言い聞かせてください。これをすれば必ずスコアは良くなると信じて続けてください。

アプローチも大事です。広い庭でもあれば話は別ですが、なかなか家で練習するのは難しいので、打ちっ放しの練習場で意識的にやることを勧めます。全体の4割から、時には半数以上をアプローチに充てることで90を切る技術が手に入ります

アプローチの練習でも、ロブショットなどの派手な技は必要なく、とにかく狙ったところにボールを落とす技術を身につけてください。同じ距離を何度も繰り返し、体に覚えさせることです。その際、振り幅に対する距離を意識してください。クラブヘッドが腰から腰まで動いた時に何ヤード飛ぶのか、視覚のイメージと共に染み込ませることです。ヘッドアップをせず、できるだけシンプルに打つ振り方が身につくはずです。

これらの練習を繰り返すことで、自信がついてきます。パットとアプローチにある程度の自信がつけば、ショットのミスは取り返せるという余裕に繋がり、ショットの安定感も増します。メンタルが大きく影響するゴルフにおいて、この余裕は思いの外優位に働きます。ショットの練習では、得意なクラブをつくり、徹底的に振りましょう。

90を切る練習法

ミドルホールのセカンドでよく使うイメージのクラブが良いです。ショットの練習で最も大事なことは、良い球を打つのではなく良いスイングをすることを心がけることです。なんとなくうまくいったショットは長続きしません。逆にボールが思ったところに、思った軌道で飛ばなくとも、思い描いたスイングで振れていれば、ミスの理由がわかりやすく、次に繋がります。これが90を切る練習法です。

最後にラウンド時の注意ですが、ラウンド中はどうしてもリズムが早くなりがちです。ルーティンを守り、ゆったり冷静に振る意識が大事です。練習を信じ、ヘッドアップをせず落ち着いてプレーできれば、80台のスコアに近付きます。

 

私のゴルフ上達修行

ゴルフほどメンタルなスポーツはないかも。皆さん、そう思っておれるんじゃないかな~と。冷静に考えると、他のスポーツも充分にメンタル性があるんだと思うのですが。どうしてゴルフは超メンタルなスポーツと感じるのか? それは、上手くなればなる程に、歩いたり、人のプレーを待ったりする時間、要するに自分がクラブを振る時間が少なくなって、どうしても考える時間が増えてしまうことに起因している気がします。

スイングの度に、今のスイングは自分にとって正しいスイングだったかどうか? 間違ったスイングだったんじゃないか。打ったボールの行方が目論み通りの軌道を描けば、結果正しいスイングと言って良いのだろうか?

我々アマチュアは、心の何処かで常に悩み疑いプレーを続けています。スイングの動作自体は正しかったのに、ボールは思った方向に飛んでくれなかったり、スイングはイマイチだったにもかかわらず、まぐれでナイスショットが生まれてしまうケースもあるからです。

我々は所詮サンデーゴルファー

まあ、いくら練習場で素晴らしいショットが何発も生まれても、いざコースをラウンドしてみると、練習場でのあのプレーがちっとも再現出来ない。どうしてなんだろうと自分一人で悩みこんでしまいます。

そりゃそうですよね。私達アマチュアゴルファーは、よっぽど恵まれた環境にない限り、所詮サンデーゴルファー。空いてるし安いしで、平日に仕事を休んでゴルフ場に行けたとしても、せいぜい一週間に一回のラウンド率

これでは、ナイスショットが出た時の身体的情報を身体が覚えていられる訳がない。一週間もプレーの間が空けば、脳内での学習効果は薄くなってしまいます。自分にとっての正しいスイングを定着するにはやはり、スイングをした直後にインストラクターなりに評価をしてもらい、その場でその時のスイングの是非を身体に叩き込む作業が必要なんだと思います。

同じスイングを再現するのは難しい

インストラクターの「そうそう、その感じですよ~」をその場で理解して、その感触をすぐさま脳に転写出来なければ、次の週に同じスイングを再現するのは難しいでしょう。

しかも、小学生でもない普通の成人した我々では、一度に複数のアドバイスを理解定着することは困難です。インストラクターによっては、週に一度のレッスンだし、出来るだけの助言を与えたい一心で、今のパットは手打ちになっていましたよ、とか、左肩が少し入り過ぎかな~、とか、ダウンスウィングでは頭の位置が前のめりでした、とかいっぺんに沢山のアドバイスをくれる人がいます。

その上、今言った事を頭にいれて再度打ってみて下さい。なんて言われたりしたら、もう頭の中はパニックです。どうしても私達の受けとることが可能なアドバイスのフィードバックは、一度のスウィングで一つです。もっと言うと、私なんかのレベルのアマチュアでは、一日に一つの練習ポイントが精一杯です。

ゴルフは我慢のスポーツ

私にとってゴルフは我慢のスポーツです。週一回の練習なりラウンドなりで、自分の脳に擦り込める反省や上達テクニックは一つだけ。それを次の週までにどう反映し維持できるかが、上達の全てだと思っています。

実際の話し、プロのインストラクターが私に教えてくれようとする内容と、私というアマチュアゴルファーが求めている内容との間にはかなりの乖離があるように私は常々感じています。

インストラクターの言う、正しいスイングなりボールの位置は、理論的にも分かるのですが、どうしても私は頭の中でナイスショットを望んでしまう。自分ではその時、気が付かないのですが、後でビデオを見たりして初めて気付く悪い動作。

どう見ても、上半身と下半身のバランスはバラバラなのに、置いたボールとクラブのヘッドのタイミングだけはバッチリ合って、素晴らしいショットが出てしまっていた。なんてケース。

そんな事には当然私は気付いていないから、上機嫌。でもプロから見れば、良いショットは偶然だったと分かっているから、まずは、私の身体の動きを修正して、一般的に再現性のあるテクニックをまずは教えてくれようとする。

でも、現実のフォーム改善中では、全くボールに当たらなくなる時期があったりするのです。教えてもらっているのにもかかわらず、私はどんどん下手になっていく感覚。これでは、練習も逆効果です。このような時こそ焦らずに、レッスン毎に指導の目的を、インストラクターと話し合って明確にしておいた方がいいと、つくづく最近は思います。

ゴルフは正確さを競う心理的スポーツでも

ゴルフは正確さを競う心理的スポーツでもあると思います。仮に、ティーショットが300ヤードであっても、180ヤードであっても、どちらも結果がパーなら成績としては同じですよね。そこに優劣のスコアの差はないのです。パットの回数とショットの回数が同じなのと似ています。

だったら別に飛距離を出すことに集中しなくてもいいんじゃないのかな? というと、必ずしもそうでもない点がゴルフの難儀なところです。やっぱり、男性としては、大きく飛ばせればカッコイイし、ワンオンすれば、自分でも嬉しいものなのです。

飛距離を伸ばす為の練習として

飛距離を伸ばす為の日ごろの練習方法として、私が実践しているのは、足腰や腕・肩などを鍛えて、身体によりパワーを付けること。要するに基礎体力の強化ですよね。ただ、いくら筋肉を付けてもゴルフには柔軟性も必要です。

ですので、身体を柔軟にするストレッチも日常に取り入れています。柔軟性によってスイングのスピードが増すと思うからです。あと、よく言われるのが、スイングのタメでしょうか。いわゆる、レイトヒットのテクニックというかコツをマスターすることだと。でも、このレイトヒット、理論は分かっているのですが、未だに私にとっては苦手な分野です。練習場で出来たと思っても、グリーンの上では未だにダメ。身についていないのです。

スイートスポットを確実に打つ

もちろん、クラブヘッドのスピードも大事だと思うのですが、我々アマチュアにとって一番大事なのは、パワーじゃないのではないでしょうか。だって、毎日筋肉を鍛える運動なんて実際にはなかなか出来ないし。そこで私が重視しているのは、とにかく、スイートスポットを確実に打つ、です。

飛距離を確実に稼ぐには、一杯の力を入れて打っていてはダメで、ボールをとにかく遠くに飛ばしたいのなら、ハードに打つのではなく、スイートスポットで正確に確実に打て、ということなのだと。

いくらクラブのヘッドスピードが速くたって、スイートスポットで打たなければ、満足する飛距離にボールは飛んで行きません。ちょっとしたズレで、トウで打ったりヒールで打ったりすれば、プロゴルファーだって数10ヤードは失ってしまうでしょう。クラウンで打てば、ポップアップして、レディース・ティーに着地するだけですしね。

どれほどのパワーの持ち主であっても、スイートスポットで打たなければ、ボールは正しく飛びませんし、いくら飛んでもOBになってしまえば、全くの逆効果です。では、スイートスポットを外すとどうなるのでしょう。

インパクトの瞬間

物理的な話しですが、インパクトの瞬間、ボールはクラブヘッドが打ち放とうとする勢いに必死で抵抗します。その抵抗力は、ボールを歪にしてしまうほどだそうです。確かに、スローのカメラでインパクトの瞬間を捉えた映像を見るとそうですよね。ドライバーの場合、ボールとクラブのインパクトの圧力は、1平方インチ(2.5センチ平方)に付き450キログラムを越えるそうです。

こんな圧力がクラブフェースのド真ん中に加われば、クラブヘッドはよじれたりせずに、実質上は、いちじるしく減速することになります。これが最大の飛距離が得られるインパクトの状態らしいです。

でも、クラブフェースの真ん中でないところで、ボールと接触したらどうなるのでしょうか。インパクトでクラブヘッドが減速するだけなく、そこにはよじれも生じます。ド真ん中で打った時よりも、トウやヒール、天辺、底部など・・・ 端で打ったボールは必ず初速が遅くなります。

インパクト・シールを使う

ベストなインパクト、スイートスポットを得るための練習としては、今のところ私は、練習場での打球の音を意識しています。あと、とっておきのオススメ品としては、ご存知だとは思いますが、ゴルフ用品店で売っている、「インパクト・シール」とか「インパクト・マーカー」というものの活用です。

メーカーによりますが、ドライバー用の大型シールと、アイアン用の小型のシールがあります。私がよく買うのは、これらにパター用の小シールが付いたセット物のシールです。具体的には練習場で、ドライバーのフェースに1枚を貼り付けます。試しに打ってみると、ボールと接触した部分が黒くなるので、自分のスイングのベストインパクトの状況が良く理解できます。

スイートスポットで確実に打てば、シールは3スイング位で破けてしまいますが、そうでなはくスイートスポット以外で打っていると、8スイング位は破けずに使えます。早く破けてしまう方がいいのですが。